半自動運転?!アイサイト・ツーリングアシストのSUBARUレヴォーグのスゴさをご紹介
自動運転ではなく、あくまで運転支援システムです。でもほぼ自動運転です。
こだわりのクルマ作りで定評のあるSUBARU。知人がそのSUBARUの人気車Levorg (レヴォーグ)に乗っています。グレードは2.0GT-S EyeSight。最高出力は300馬力。最大トルク 400N・mというハイパフォーマンスです。300馬力の加速はちょっとアクセルを踏む込むだけでもハンパなくて、知人はまだフル加速したことないって言ってました。
(写真は公式より引用)
エンジン 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ“DIT”
駆動方式 AWD(常時全輪駆動)
トランスミッション スポーツリニアトロニック
最高出力[ネット] 221kW(300PS)/5600rpm
最大トルク[ネット] 400N・m(40.8kgf・m)/2000-4800rpm
燃費◆(国土交通省審査値)JC08モード 13.2km/L
基本的なクルマとしてのスペックも素晴らしいのですが、このクルマのすごいところがもうひとつ。それがSUBARUが誇るアイサイト・ツーリングアシストです。
アイサイトというと自動ブレーキのイメージが強いですよね。もちろん自動ブレーキの技術も素晴らしいのですが、このアイサイト・ツーリングアシストは、自動ブレーキの先を行く運転支援技術となっています。
アクセル・ブレーキそしてステアリングまでをコントロール。全車速追従機能付クルーズコントロールとあいまって、ゆるやかなカーブがあるくらいの単調な道であれば、ほぼ自動運転を可能にしています。
全車速追従機能付クルーズコントロールだけでも相当すごい技術です。アクセル・ブレーキを一切踏まずに、手元のスイッチだけで発進、加速、減速、停止を繰り返します。もうこの時点で半分自動運転みたいなものですが、アイサイト・ツーリングアシストはこれで終わりではありません。
アイサイト・ツーリングアシストはハンドルも制御します。しかも0km/h~約120km/hの幅広い車速域でです。制御といっても車線逸脱防止程度ではありません。ゆるやかなカーブであれば、車線を認識して自動で曲がっていきます(;・∀・)
ハンドルを握っているだけでゆるやかなカーブを曲がっていくさまは、本当にビビります。ハンドルが勝手に切れて曲がっていく。そしてまたハンドルが戻ってふたたび直進していく。もうそんなことが実現できているんですね!
アイサイト・ツーリングアシストは自動運転機能ではありません。あくまでも運転支援技術。運転の責任はドライバーにあります。システムを過信せずに運転することが必要となります。
それにしても本当にアイサイト・ツーリングアシストはすごいです。こんなにすごいのに、なんだか知名度が低く、宣伝もあまりしていませんね。『自動運転』という言葉を使えなかったり、自動運転と誤解させるような表現ができないので、宣伝するのも難しいとは思いますが、ここまでできるのにあまり告知がうまくないSUBARU。
技術屋の宿命でしょうか。やっていることはすごいのに、宣伝が下手とか。うーむ、そこがSUBARUのいいところとも言えますが。。。
ただ、アイサイト・ツーリングアシストもこれからというところもたくさんあります。赤信号は止まれません。標識に合わせた制御はできません。ナビと連動はして目的に向かうことはできません。急なカーブは曲がれません。一般道では使わないでください。手放し運転はできません。つまり自動運転ではありません。
そのうえでも、このアイサイト・ツーリングアシストは本当にすごいです。ぜひSUBARUのお店で体感してもらいたいです。先進技術のSUBARUのすごさが実感できると思います。隣に乗せてもらっていると、知人が運転しているのかシステムが制御しているのかまったくわかりません。そのくらい、制御が自然で機械的な突発した動きが一切ありません。
アイサイト・ツーリングアシストは、レヴォーグ、S4、フォレスターに搭載されています。今後もほかの車種に追加されていけば、もっと身近なシステムになっていくことでしょう。あれこれといろんな問題で揺れているSUBARUですが、こうした先進技術の進化だけは止めずに頑張ってほしいです!